Linuxコマンド【 renice 】実行しているプロセスの優先度を変更する
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reniceコマンドは、実行しているプロセスの優先度を変更するコマンドです。
reniceコマンド
書式
renice [オプション] 優先度
優先度(nice値)は -20〜19の数値で、-20がもっとも優先度が高く 19がもっとも低い優先度になります。デフォルトの nice値 0で動作しており、システムに関わる重要なプロセスは優先度が高くなっています。rootユーザーだけが優先度を高く(nice値を小さく)することができます。
プログラムを実行する優先度を指定する場合は「niceコマンド」を使います。
オプション
-g グループ名 | 優先度を変更するグループのグループ名を指定します。 |
-p プロセスID | 優先度を変更するプロセスIDを指定します。 |
-u ユーザー名 | 優先度を変更するユーザーのユーザー名を指定します。 |
使用例
プロセスID[4654]のnice値を「topコマンド」を使って、確認します。nice値は「0」ですね。
$ top p 4654 PID USER PR NI VIRT RES SHR S %CPU %MEM TIME+ COMMAND 4654 karuma 20 0 4176 576 488 S 0.0 0.1 0:00.00 sh
nice値を[17]に変更します。
$ renice 17 -p 4654 4654 (process ID) old priority 0, new priority 17
「topコマンド」を使って、nice値を確認します。nice値が「17」に変更されていることがわかります。
$ top p 4654 PID USER PR NI VIRT RES SHR S %CPU %MEM TIME+ COMMAND 654 karuma 37 17 4176 576 488 S 0.0 0.1 0:00.00 sh
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